2018/02/12 16:02

店主の方が珈琲にこだわって自家焙煎に行きつき、それを売りにする喫茶店は決して少なくないと思います。
珈琲好きの自分もそうなる気持ちや現象自体はよくわかります。
しかし当店では自家焙煎をしておりません。

焙煎は技術です。

珈琲豆の販売店さんには焙煎の度合いもオーダー出来るところがあります。
ところが、例えば「フルシティ・ローストで」と同じお願いをしてもその加減はお店(焙煎士)の方によって微妙に違うのです。

家庭用の小型自家焙煎器なら安価で手に入りますし、その気になれば業務用の焙煎機も導入は可能でしょう。
今時はIC制御で温度管理も設定ポンで出来るわけです。
でもそれって本当にこだわってることになるのかなぁ。

私が焙煎をお願いしているところはアナログの焙煎釜を使用しています。
農作物つまり自然素材であるコーヒーの生豆を煎る作業というのは、その豆の状態の見極めはもちろん、日々の気温や湿度の状況によって調整が必要になる作業だと考えます。
つまり焙煎は経験も技術も必要な職人技なんです。
そこに関して自分自身が年月かけて習得しようという気にはなれませんでした。
私はギター弾きでギターが大好きですが、かと言って自分でギターを作る職人になりたいとは思わなかったのと同じです。
演奏の専門家が楽器制作の専門家である必要はありません。
それぞれがそれぞれの職人としてあればいいわけで、職人技が必要なものはその職人に任せるのが一番と考えます。

というわけで当店では私が「正にこれは職人技だな」と思える焙煎士さんがいるところに豆をお願いしています。
当店では珈琲豆自体の販売もしておりますが、ご提供する鮮度も考えて大量のストックはしないようにしております。
ある程度まとまった量のご注文の場合は2営業日程度の猶予をいただく場合がございますのでご了承ください。